2018/07/28

サクラが簡単に逮捕されないのはなぜ?

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マッチングアプリや出会い系サイトを使っていると必ず出会ってしまうのがやっかいな「サクラ」サクラは大手が運営するマッチングアプリにもいるので、出会い系を使っているとどうやっても避けて通れない道です。

「サクラ、サクラっていうけど、そんなにサクラがいるのがわかっているなら警察に捕まえてもらえばいいのでは?」とは誰しもが思うところですが、サクラを簡単には捕まえられないのにはわけがあるのです。

サクラ行為だけでは逮捕できない


捕まる

マッチングアプリや出会い系にいる「サクラ」というのは、他人の写真やプロフィールでなりすまして、実在しないキャラクターを演じる人のことですが、このサクラ行為だけだと詐欺罪にはならないのです。刑法第246条には、詐欺について下の説明がされています。

人を欺いて財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する。

サクラ行為だけでは「財物を交付させた」の部分を満たさないので、詐欺罪が適用されるには、サクラ行為をしてお金をだまし取るような行為が伴わないと罪には問えません。そのため「サクラがいた!」というだけでは警察は捕まえることができないのです。

マッチングアプリにいるサクラに別のサイトに誘導されたのではなくて、出会い系サイトにいるサクラに騙されてポイント課金をさせられた場合なら「財物を交付させた」に該当するといえそうですが、この場合は、実際にはサクラにお金を払うわけではなく、課金しているのは出会い系サイトになるので、サクラとサイトの関連性を証明できないと、その被害がサクラによるものとは判断ができません

出会い系サイトの運営者が「サクラは知らない」「ユーザーが勝手にやったことだ」といいはれば、証拠がなければそれ以上の追及は難しいため、サクラはグレーゾーンのなかで生き残っているのです。

警察は振り込め詐欺対策を重視


困った時は警察に頼りたくなるところです。しかし、警察は振り込め詐欺などの特殊詐欺の検挙には力を入れていますが、出会い系サイトのサクラは半ば放置気味といってもいい状態です。なぜ警察がサクラと特殊詐欺で対応が異なるのかを考えるには、「サクラ詐欺」と「特殊詐欺」の違いに注目すると見えてきます。

オレオレ詐欺などの特殊詐欺は裏の世界で行われている犯罪なのでお金の流れがまったくわからず、被害者からだまし取ったお金は闇の世界へと消えて行ってしまいます。しかし、出会い系サイトや出会いアプリは会社としてやっていることが多く、お金の流れは調べればだいたいわかるようになっていて、出会い系サイト事業者は、普通の法人と同じように毎年税金を納めている場合が多いのです。この税金を納めていることが、サクラ行為があるかもしれない出会い系サイトが放置されている理由の一つにあると推測することができます。

この視点でみるとどういう詐欺を警察が目の敵にしているかが見えてきます。警察は下のような税金を払っていない特殊詐欺の検挙を重点的に行っています。

・振り込み詐欺、オレオレ詐欺
・プリペイドカード詐欺
・架空請求詐欺

闇にお金が消えてしまっているこれらの詐欺は、社会に対して害悪でしかないので、警察としてはすぐにでも逮捕したい案件になっていると思われますが、一応グレーゾーンの中でビジネスとして出会い系をやっている事業者は、逮捕しても立件できないこともあるし、警察も忙しいので後回しにされてしまうのだと推測することができます。

過去にサクラが捕まった事件はある


そうはいっても、サクラ詐欺に警察が何もしていないわけではなくて、過去に警察がサクラを逮捕した事件はあります。

『出会い系のサクラが捕まった事件』


出会い系サイト「e-フレンズ」の事件
事件内容:出会い系サイトでアルバイト男性が女性を装ってメールして会員から利用料金をだまし取った事件
主な罪状:詐欺の疑い
犯人像:運営会社社長ら3人とメールを送っていた男ら5人
被害金額:66億円(平成16年以降)

出会い系サイト「JP」の事件
事件内容:サクラを使った出会い系サイトで会員から利用料をだまし取った事件
主な罪状:組織犯罪処罰法違反
犯人像:グループ幹部やサクラ役の男ら9人
被害金額:約21億円(平成20年以降)

二つの事件では過去にさかのぼった被害金額が報道されていました。このことから、二つの出会い系サイト事業者は税金を納めていたから、お金の流れをさかのぼって調べることができ、巨額の被害があったことがわかったのだと推測することもできますね。
警察がどういう時にサクラ出会い系サイトを捕まえようと捜査しているのかはわかりませんが、二つの事件は巨額の被害が出ているので被害が大きいとわかった時に捜査しているのかもしれません。

出会い系事業者が返金に応じる理由


サクラに騙された場合には、弁護士の力を借りてサイトに連絡すると出会い系サイト側が返金に応じる場合があります。サイト側はあくまでも「サイト」と「サクラ」は関係がないという姿勢を貫きますが、実際にはサクラがメールしている場合には、裁判沙汰や面倒を避けるためにこういった返金に応じているものと思われます。

返金に応じると、出会いサイト側にはデメリットしかないように思われますが、返金に応じることで、被害に遭った人の不満のガス抜きをすることになり、警察への被害届が出されない事例が増えたりして、結果として、警察が被害の実態を把握しにくくなってサイト側は警察に捕まりにくくなることが考えられます。

警察が被害者の届け出を受けて被害状況を把握して捜査しているとすれば、サクラ出会い系が捕まりにくくなっている理由は、出会い系事業者が返金に応じているということも影響していると言えそうです。

サクラがメールしているサイトだと、裁判になれば、サクラ行為を立証されてしまいサイト運営が続けられなくなる可能性が出てくるので、そうならないように返金に応じているのかもしれません。逆に、サクラ行為をしていない大手のマッチングアプリなどは、裁判になっても負ける可能性がないので、返金には応じません

騙されてしまう人が悪いのか


悪人

世間一般では、出会い系サイトで騙されるほうが悪いと考えている人も少なくありません。これには、悪いのは騙す側なのは間違いなくても、出会い系なんかを使って騙される方も悪いのだという偏見があるのかもしれません。

サクラを使った詐欺の被害は、注意のための情報発信を警察や自治体がもっと積極的にすれば被害を減らせると思います。銀行、カード会社、電子マネーを販売しているコンビニが、サクラたちにお金が渡ってしまう前に食い止めるための情報発信をもっとできれば、騙されずに済む人も増えるでしょう。

騙されてしまった人は、次に騙されないように注意と反省をすることは大事です。しかし、本当に悪いのは人の弱みに付けこみ騙しているサクラであって、騙されてしまった人たちは被害者なのですから、騙される人が悪いという考え方は問題の本質部分を間違えた悪い考え方といえるでしょう。

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