恋愛は脳の錯覚と理解しておくと恋はうまくいく
人はなぜ恋をするのか?
私たち人間は男女が交際することで子孫を残すようになっています。世の中の男と女が恋に落ちなければ、新しい命は生まれてきません。だから、人間には男性と女性が自然にひかれあう「恋」という仕組みが備わっているのだといえます。
男女がひかれあうのは自然なことですが、恋の仕組みを紐解いていくと、実は恋心は脳が引き起こしている錯覚現象だということが見えてきます。恋で失敗してしまったり、恋人との付き合いが長続きしないという人は、恋というのは脳のホルモン物質によって引き起こされている錯覚だと知り、逆にその錯覚を利用するようにすればうまくいくかもしれませんよ。

恋愛感情は脳の錯覚が引き起こしている
恋をすると人は盲目になってしまうことが多いですが、なぜでしょうか?
これには脳内で発生しているホルモン物質が深くかかわっています。恋愛にかかわる脳内物質には、ドーパミン、オキシトシン、エストロゲンなどいろいろありますが、人の頭を恋愛モードに変えてしまう脳内物質は「PEA」というホルモン物質だと言われています。
ウィキペディアによるとPEAは、フェネチルアミン (phenethylamine) 、フェニルエチルアミン (phenylethylamine) と呼ばれる物質のようです。
PEAとドキドキの関係
PEAは、ドキドキした時に発生するといわれている脳内物質です。PEAは恋愛が始まるきっかけとなり、脳の中で人を好きになる仕組みに使われています。
恋に関するドキドキ効果は、実際に「吊り橋理論」というカナダの心理学者が発表している学説があって、人は「不安や恐怖を強く感じている時に出会った人に対し、恋愛感情を持ちやすくなる」ことが証明されています。これは脳内物質PEAによる効果だと考えられますね。
人間は緊張していたり、不安や恐怖を感じている時によくドキドキと感じます。そのため、緊張や不安や恐怖といったものがPEAの発生に深く関わっているようです。
なぜドキドキ状態が人の脳でPEAを発生させるのか
人は初めて見知らぬ人と会う時はたいてい緊張しているものなので、そもそも人と出会うということはすべて恋のきっかけにつながるようにできているのかもしれません。
当たり前のことですが、ドキドキ感は会う人によって変わります。とてもカッコいい人や美しい人にあえば緊張は高まりやすいですし、容姿以外にも、自分より能力や魅力が優れている人と会う時も緊張することが多くなります。この感情は、自分が尊敬する異性や大好きな芸能人と会う時のドキドキ感を想像してみるとわかるのではないでしょうか。相手が自分のパートナーとして十分に相応しい人だと感じる時に、人間はドキドキするようになっているのかもしれませんね。
不安や恐怖を感じている時に脳がPEAを発生させる理由には、脳が生命の危機的な状態を感じ取った時に自分の子孫を残そうとして身近な異性とつながろうとしているのだと考えることができます。これはいわば人間の生存本能による影響といえますね。人が不安や恐怖を感じ取る状況は様々な場面が考えられますが、不安や恐怖を与える対象ではなく、不安や恐怖から助け出してくれる対象に対して、人は恋をするようになっているのでしょう。
PEA効果を恋愛に利用する方法
PEAはチョコレート、チーズ、ワインなどの食物に含まれていますが、食べることによって接種してもその効果はほとんど期待できないようです。
PEA効果を恋愛に利用するためには、相手に疑似的なドキドキ体験をさせることによって相手の脳内に自然にPEAを発生させるのが効果的です。デートなどで使える下のようなデートプランで一緒にドキドキ体験をすれば相手のハートを射止めることができるかもしれません。
ドキドキする映画をみる
比較的簡単なのはハラハラ感やスリル感がある映画を一緒にみることです。ただ、映画を一緒に見ても相手との触れ合いがなければ、相手がドキドキしている時に自分の存在をうまく意識させることができないので、手をつないだり何らかのアクションがないと効果は薄いでしょう。
ドキドキ体験をする
デートプランによく選ばれる遊園地で絶叫マシンに乗るのは、単純だけど効果的なドキドキ体験です。遊園地には、お化け屋敷といった恐怖体験ができるホラー施設もあるので、恋人が嫌がらなければお化け屋敷にも誘ってみてはいかがでしょうか。
ドキドキする行動
これは事前の計画がないと難しいことが多いのですが、ドラマや漫画の世界のようなドキドキするシチュエーションを人工的に作り出して相手をドキドキさせることでPEA効果を得る方法です。ただ、相手がドン引きしてしまうような行動になってしまうと逆効果なので、どういうシチュエーションでドキドキさせるかは気をつけないといけませんね。恋愛にはドキドキさせるボディタッチテクニックも効果があるのを忘れてはいけませんね。
ギャンブルする
ギャンブル嫌いの女性が多いので、あまり男女のデートには向きませんが、ギャンブルはドキドキすることが多い娯楽の一つです。相手がギャンブルに興味があったり、好きだったりするなら誘ってみるのもありかもしれません。ただし、負けてしまってはドキドキできずに効果はないかもしれませんよ。
PEAは危険でもある
PEAは覚醒剤、幻覚剤などに使われる成分と同じ要素があるホルモン物質といわれています。たまにニュースで恋人同士の殺傷事件など痛ましい事件が起こることがありますが、これはPEAによって脳がマヒした状態なために、正常な判断ができずに起きてしまった事件だと考えることができます。
恋する脳内物質は別名「脳内麻薬」と言われることもあり、脳が恋愛感情に支配されてしまったら、自分自身をコントロールできなくなることがあるほどの恐ろしい物質でもあるのです。
覚醒剤などには中毒性もありますので、PEAにも同じような快感を求める中毒性があるものと思われます。そのため、恋愛でドキドキすることを過剰に求めてしまい、頭ではいけないこととわかっていても、不倫や禁じられた恋に手を出してしまい人生の道を踏み外してしまう人もいるのでしょう。
脳の錯覚は効果が長続きしない
PEAは時間の経過とともに減少していくので効果が長続きしません。恋が始まって2年から3年程度経過するとPEA効果はほとんどなくなってしまいます。カップルの平均交際期間が3年程度という調査結果もあるようなので、人が恋愛するのはホルモン物質PEAによる脳の錯覚によるものだという裏付けにもなるでしょう。
カップルの平均交際期間は2年9カ月
PEAは長い効果を維持できないなら、末永く付き合っている夫婦がいるのはなぜでしょうか?

男女が長く付き合うには恋愛感情から愛情へと変えていく必要があります。愛情は二人の時間の積み重ねで育てることができるのでPEA効果が続いている間に、二人で良い思い出をたくさん作れれば、恋から愛への変化ができます。幸せな結婚をしたあとに離婚しない結婚相手を見つけるためには恋を優先するのではなく、共に愛情を育むことができる相手を見つけることが大切になってくるんですね。
PEA効果が切れるまでに愛情を積み重ねてこれなかったカップルは、お互いに脳の錯覚から冷めてしまうと、興味が薄れてしまうので別れてしまいます。PEAは男女の恋愛のはじまりのきっかけに過ぎません。男女関係を長く続けるには、恋から愛へと二人で成長しないといけないのです。
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