離婚しない結婚相手を見つけるための方法

突然ですがあなたは理想の結婚相手を求めていませんか？



理想の相手探しには、結婚相談所、婚活パーティー、合コン、街コン、ネットの婚活サイトに友達の紹介、職場恋愛などいろいろな方法があります。しかし、せっかく理想の相手を見つけたはずなのに、いざ結婚生活をはじめるとうまくいかないカップルがいます。なぜでしょうか？その理由は、よい夫婦関係が続く結婚相手を見つけるのに本当に大事なことを多くの人が誤解しているからです。

現代の日本では結婚した男女の約3割以上が離婚する時代になっています。結婚する時に始めから離婚しようと思って結婚する人なんていませんよね。それでも、3割は離婚への道をたどることになっているという現実に目をそらしてはいけません。

せっかく結婚したのにこんなはずじゃなかったとならないように離婚しない結婚相手を見つけるために本当によい方法をまとめてみました。

恋を優先させると結婚は失敗しやすい

「大好きな相手と結ばれる」それが結婚だという考え方の人はたくさんいると思いますが、結婚相手探しにおいては恋を優先させると失敗しやすくなります。なぜ恋を優先させると失敗しやすくなるのかについては、まずは恋愛は脳の錯覚だということを理解しなくてはいけません。

恋愛は脳の錯覚と理解しておくと恋はうまくいく

脳内で発生するホルモン物質の影響で作られる恋心には、約3年程度という消費期限があります。短期間で恋に落ち相思相愛となって結婚したはずの二人が、数年たったら離婚していたなんてことは芸能ニュースで聞いたことがありませんか？これは、単純に恋をしたまま結婚し、結婚後の共同生活で現実が見えてしまい、恋の魔法が解けたために離婚に至った例といえるでしょう。

でも「ずっと相思相愛の人もいるのでは？」と思う人もいると思います。たしかに、短期間で結婚しても相思相愛の人たちはいますが、その人たちは、脳の錯覚が終わる前に恋から愛情への変化に成功したカップルです。愛情は二人の時間の積み重ねで育てることができるので、夫婦になったあとに、お互いの思いやりを積み重ねることに成功すれば短期間のスピード婚でも離婚せずに結婚生活を続けることはできます。

恋愛結婚は悪なのか？

けっして恋愛結婚が悪いということではありません。見落としてはいけないのは、恋愛モードの時、人の脳は冷静な判断ができなくなっているということです。

男女が付き合いはじめるきっかけは、お互いの恋心のはじまりであることが多いですよね。でも、その恋愛状態のままで結婚まで突入してしまうのは失敗する可能性が高くなってしまうということなんです。恋愛結婚であれば、できれば3年程度の付き合いを経て、恋の魔法が解けた後でも一緒にいたいという気持ちがお互いに消えないことを確認すれば、結婚してからもうまくいく可能性は高くなるでしょう。

危険なのは、恋に落ちて数か月から1年程度で恋愛モードのまま結婚してしまった時です。これは相手が結婚相手として適格だったのかを正確に見極めることができていない可能性があるので失敗してしまうことがあるんですね。

それでも、恋愛モードで短期間のスピード結婚になったとしても、恋心を愛情へと変えていくことができれば、よい夫婦関係を続けることはできます。このためには、お互いが相手のことを思いやったり、できるだけ一緒にいる時間を増やすなどの努力が必要になってきます。

家族間には愛情が育ちやすいですが、これは家族が共同体として同じ時間を過ごす時間が長いからです。人間関係は共に良い時間の過ごし方をすれば、一緒にいる人たちの仲は自然と深まります。その努力を怠たったり、最悪な関係を続けてしまうと、夫婦は数年後には離婚という現実を突きつけられることになるでしょう。

理想の結婚相手と楽しい恋愛相手は違う

結婚は、男女が家族を作るための共同作業です。そのため、恋人に求められる要素と結婚相手に求められる要素は変わってきます。

恋愛は刺激的なホルモン物質の効果もあって楽しいものですが、結婚生活はそのような刺激はありません。結婚は、男女で家族を作るための共同作業なので、恋のような娯楽とは違います。「家族を作る必要がない、作りたくないのなら、結婚せずに恋愛だけを楽しんだほうが人生楽しめる。」現代では独身の人が増えているので、そういう考え方が浸透してきているからなのかもしれませんね。

結婚相手選びには相手が家族を作るために適しているのかを、できるだけ正確に見極める必要があります。離婚理由としてよくあげられるのは下のような項目がありますが、結婚生活を成功させるには、これらの問題を一緒に乗り越えることができる相手を選ぶことが重要になってきます。

・性格の不一致

異なる性格の人間が一緒に生活すれば、問題が起こることは避けられません。家族生活においては、子供との接し方でもさまざまな困難が待ち構えています。その問題を乗り越えるためには、円滑なコミュニケーション能力が必要になってくるのです。

・浮気、不倫などの異性関係

恋が好きという人は、恋愛で分泌される脳内の刺激的なホルモン物質による快感が忘れられない人なので、結婚せずに恋愛だけにしたほうが人生を楽しめるでしょう。恋の快感が忘れられない人は浮気や不倫リスクの高い人なので結婚には向きません。

・DV、暴力、モラハラなどの身体的、精神的な虐待

暴力やモラハラをする相手の見極めには、相手の家族関係に注目するとよいヒントが得られるかもしれません。相手が、両親と何かしらのトラブルを抱えていたり、両親がいなかったり、片親だった場合には、成長過程において人から十分な愛情を受けてこれずに、自己の存在価値認識が不安定な人がいます。家族関係に何かしらの問題を抱えている人は、DV、モラハラなどの問題行動を起こしやすい傾向があるので結婚したあとに問題が表面化してくる場合があります。

・金銭面の問題

生活するためにはお金も必要です。安定した収入があることは結婚相手に求められる必須事項です。正常な判断ができずに、浪費癖がある人やギャンブル依存に陥っている人を選んでしまうと大変なことになりますよ。

・相手家族や親族との関係

結婚後は家族間同士の新しいつながりが生まれます。問題を起こしそうな人が家族や親族にいれば、その問題に巻き込まれることもあります。結婚は家同士の結婚ともいわれるように、恋愛とは違って相手家族や親族との関係が欠かせないものなのです。

良い結婚相手とは？

それでは良い結婚相手とはどんな人なのでしょうか？人はみんな個性があるので、人によって良い結婚相手というのは異なります。世の中には、走るのが得意な人もいれば物を作るのが得意な人もいます。そのどちらが優れているのかという話ではなく、結婚相手には、自分が足りていないものを相手が補える関係を築くことが関係をうまく長く続けやすくなる条件になるのです。それでも、どんな相手がいいのかわからないという人はできるだけ普通の人を選びましょう。普通の人は結婚に向いている場合が多いのです。

結婚において本当に大事なのはその相手と家族として一緒になることができるかどうかです。結婚後は離婚をしなければ、文字通り「死ぬまで一緒」の生活が続きます。恋という一時的な脳の錯覚にまどわされずに結婚相手を選ぶのが、離婚しないですむ結婚相手を見つけるための本当に良い方法だと思いませんか？